サッカー元日本代表選手と藤枝市選抜チームの親善試合「宝くじスポーツフェア　ドリーム・サッカー」（静岡県、同市、自治総合センター主催、静岡新聞社・静岡放送後援）が２日、藤枝総合運動公園サッカー場で開かれた。現日本代表コーチの名波浩さん（藤枝市出身）や武田修宏さん（浜松市出身）、鈴木啓太さん（静岡市清水区出身）、藤枝市ゆかりの元Ｊリーガーらが集結。熱戦を繰り広げ、約６千人の観客を熱狂させた。
　試合は３０分ハーフ。元代表選手で構成したドリーム・チームは、ＦＷ武田さんの先制ゴールや試合終了間際のＦＷ李忠成さんの追加点、ＧＫ小島伸幸さんの好セーブなどで会場を沸かせた。市選抜も精度の高いパス回しや鋭いドリブル、シュートで見せ場を作った。結果はドリーム・チームが２ー０で勝利した。
　試合に先立ち、少年少女サッカー教室も行われ、市内のクラブチーム、スポーツ少年団の小学６年生約２００人が、元代表選手からパスやドリブルなど基礎を学んだ。ミニゲームでは選手が時折見せる高度なテクニックやシュート、スピードに大興奮だった。
　名波さんは「（子どもたちには）藤枝の地を経て日本代表や世界に羽ばたいた先人に追いつき、追い越してほしい。サッカー愛が一生続くことを願っている」と話した上で、「うまく育つような環境作りを微力ながら手伝いたいし、子どもたちの向上心を駆り立てる指導ができたら良い」とサッカーのまち藤枝の発展に向けて思いを語った。