「炭焼きレストランさわやか」静岡市清水区に初オープン 大雨の前日から並ぶファンも…過去最高…

2025/11/02 08:19 

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 「炭焼きレストランさわやか」を静岡県内に展開する「さわやか」(袋井市)は1日、静岡市清水区で初となる「ベイドリーム清水店」をオープンした。県内35店舗目で、市内では「静岡セノバ店」以来、約14年ぶりだという。店舗限定メニュー「炭焼き野菜」をそろえ、近隣店舗との差別化を図る。
 三保半島の付け根に位置する、商業施設「ベイドリーム」駐車場の一部区画に新設した同店舗。数年前から清水区への出店を計画していた「さわやか」は今回、他店舗と位置的に離れた幹線道路「国道150号」沿いを選んだ。立地条件に加え、商業施設に隣接する店舗でも「木曜定休日」が設けられたことなどを理由に、出店を決めたという。
 近隣住民のほか、J清水エスパルス本拠地「IAIスタジアム日本平」利用者や三保松原の観光客などの来店を見込む。席数は78席で、商業施設と共同利用の駐車場は1000台以上が駐車可能という。独自開発した配膳カートが通れるよう、通路は他店舗よりも広くした。
 今回の売りの一つが、これまで湖西浜名湖店でしか味わえなかった限定メニュー「炭焼き野菜」。旬の野菜を炭焼きすることで「野菜本来の味が引きたつ」(広報担当者)。キッチンには主力商品の「おにぎりハンバーグ」や「げんこつハンバーグ」とは別に、野菜専用の炭焼きグリルを設置し、さらなるブランド化を目指す。
 開店前には、約500人の長蛇の列ができた。オープン前に整理券の配布が終わるほどの盛況ぶりに店舗関係者は「こんなことは初めてだ。まさか初日にここまで大勢来るとは…」と驚きを口にした。
 これまで市内に「静岡インター店」「静岡池田店」「静岡セノバ店」「静岡瀬名川店」の4店舗あったが、清水区には初出店となる。前日の午前7時から並んでいた先頭の50代女性=清水区蒲原=は「ようやく旧清水市にも、さわやかが来てくれた。限定メニューが楽しみ」と声を弾ませた。別の30代男性会社員は「スターバックスなどと同じで、これまで清水区にだけ店舗がない“清水飛ばし”をされていた。ようやく静岡スタンダードになった」と喜んだ。
 初日の来店者には「カンパイジョッキ」が配られた。さわやかは今後も県内に出店拡大していく方針だという。
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