御殿場市の会社員小河麻理子さん（４６）が、７月にマレーシアで開かれたミセスコンテスト世界大会でグランプリに輝いた。「年齢や環境で夢を諦める女性がいるかもしれないが、追い続ければかなえることができると証明できた」と晴れやかな表情を見せる。
　同コンテストは既婚女性を対象とし、年齢別の２部門で審査を行う。小河さんは低年齢の部門で１位に輝いた。さらに国や地域の象徴的な衣装を披露する「ベストナショナルコスチューム」、華やかなイブニングドレスをまとう「ベストイブニングガウン」、内面の魅力を評価する「チャーミング」、社会貢献活動への姿勢が優れた出場者に贈られる「ビューティークイーンチャリティーアンバサダー」の４賞も獲得した。
　小河さんのコンテスト挑戦は３回目で、国内予選を突破して世界大会に出場するのは今回が初。平和の象徴である鶴を主題に手作りした独創的な着物などを着こなし、これまで取り組んできた子どもに対するボランティア活動をＰＲした。
　このほど御殿場市役所を訪問し、勝又正美市長に結果報告した。自己プロデュースに関するアドバイザーの仕事もしていて、「今回の受賞により、助言にも説得力が生まれる。同世代はもちろん、若い人にも夢を持つ素晴らしさを伝えていきたい」と笑顔で話した。