“日本一過酷なレース”富士登山駅伝 標高差3199m、100チームが激走

2025/08/04 08:17 

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 富士山の麓と頂上を往復する秩父宮記念第50回富士登山駅伝競走大会(御殿場市、静岡陸上競技協会主催)が3日、富士山御殿場ルートなどで開かれた。一般と自衛隊の2部に計100チームが出場し、“日本一過酷”とも称されるレースで健脚を競った。
 市陸上競技場を発着点とする全長48・19キロを、11区間に分けて6人がたすきをつないだ。御殿場応援大使のインフルエンサーなえなのさん(同市出身)と勝又正美市長が放った号砲とともに、選手たちは勢いよく駆け出した。
 陸上競技場と富士山頂の標高差は3199メートル、気温差は20度以上。選手は刻一刻と変わる気象条件にも対応しながら、必死にゴールを目指した。標高差1千メートル超の5区と7区では、各チームのエース級が急勾配の砂地をものともせずに走り抜けた。
 50回目の節目を記念し、航空自衛隊入間基地による展示飛行がスタート前の陸上競技場上空で披露され、選手らを激励した。
 自衛隊の部は地元の御殿場滝ケ原自衛隊が9連覇を達成した。一般の部はトヨタスポーツマンクラブ(愛知県)が制した。
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