三島の旬とコラボの「わらび餅」 ヤマツ葉しょうが使用「清涼感を楽しんで」 新幹線駅で限定販…

2025/07/26 12:30 

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 伊東市の和菓子製造販売「石舟庵」は25日、「ヤマツ葉しょうが」を使ったわらび餅を発売した。箱根西麓三島野菜を使ったブランド「坂もの野菜菓子舗」の商品で、JR三島駅新幹線改札内の小売店で8月下旬まで限定販売する。流通量が限られ、主に地元でしか出回らない三島の旬の味を全国に発信する。高木康行社長は「せせらぎの街として知られる三島らしい清涼感を楽しんでほしい」と期待する。
 土産物としては珍しく消費期限は2日だが、三島の旬を知ってもらうため、夏の和菓子にこだわった。商品は葉ショウガの優しい香りとほのかな辛みのバランスを重視。きな粉と和三盆糖を使用し、上品で柔らかな甘みに仕上げた。
 ヤマツ葉しょうがは、三島市の塚原新田地区で栽培。同地区は昔から種ショウガの産地で、葉ショウガで有名な静岡市駿河区久能地区にも出荷してきた。40年以上前に同地区から栽培技術を教わり、現在は種子生産から出荷までを一貫管理している。生産者はピーク時から半減し、現在は5件のみ。出荷先は県東部が中心ながら、品質の高さでファンも多い。ヤマツはかつてあった出荷組合の名称。高木社長は「地元素材の素晴らしさ、生産者の思いを広げたい」と話す。
 商品は税込み540円。
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