インディーズ音楽家をアプリで応援 浜松の企業「推し活」コミュニティーづくり 収益源多様化へ…
インディーズ(自主制作)の音楽アーティストの活動継続を支援しようと、浜松市中央区のスタートアップ(新興企業)「BIRDTONE(バードトーン)」が8月、ファンとつなぎ収益源の多様化を図るアプリ「amplynk(アンプリンク)」を本格稼働する。音楽のまち浜松を拠点に、アーティストに特化した「推し活」コミュニティーの基盤を築き、飛躍の足掛かりにしてもらう。
アーティストは初期投資なしに、自身や団体のコミュニティーページを創設できる。サブスクリプション(月額課金)利用のファンには、限定投稿の閲覧や投げ銭、チケット取り置き機能を提供し、デジタル上で継続して応援できるようにする。売り上げの一部を手数料として差し引き、アーティストに分配する。
同社によると、インディーズで活動する多くのアーティストは頻繁ではないライブ開催やグッズ販売が主な収益源だが、ファンの数などに左右され活動資金が集まりにくい。生活を補うアルバイトで、本来の創作活動に時間を割けなくなる課題があるという。
特定のアーティストのみにひもづく形ではなく、アプリ内に複数のページが存在するため、ファンも横断的に情報が得られ、アーティスト発掘につながる。ファン同士の認知にもつながる。
シンガー・ソングライターやバンド、学校の吹奏楽部などを対象に、年内に60組の登録で軌道に乗せ、26年末までに520組への拡大を目指す。今後チケットやグッズなど電子商取引(EC)機能を追加予定。鶴田翔平社長(35)は「ここに来れば全てがそろうオールインワンのアプリにしたい。グローバル展開も目指す」と語る。
■「夢を諦めない選択肢に」 登録予定のアーティスト期待
県西部の企業勤務を経て2023年に創業した鶴田社長がアプリ「アンプリンク」を開発した原点には、愛知県の実家が楽器店を営み、学生時代にビッグバンドサークルを発足するなど音楽が常に身近だったことや、インディーズとメジャー双方を経験した弟龍之介さん(30)の存在がある。
龍之介さんは14年からバンド活動を開始し、20年にメジャーデビュー。その後インディーズに戻り、解散した。弟の葛藤する姿や周囲の音楽家の活動に触れる中、「コアなファンの存在がいて良質な音楽を生み出す力があるアーティストの未来を、何とか後押ししたい」と思い立ったという。
アプリに登録を予定する一人は、浜松市出身のシンガー・ソングライターMiKi MARiE(ミキマリー)=小園美樹=さん。約10年前に中学3年生でメジャーデビューし、サッカー・清水エスパルスのサポートソングも手がけた。「10代の伸びしろに懸けてもらった」(MiKiさん)が、徐々に自身の気持ちと現実が乖離(かいり)し、18歳直前に事務所を退社。自身のルーツのフィリピン留学を経て、再出発を期し、創作や発信を含む活動の在り方を模索していた。
両者の相談を聞いていた日本政策金融公庫浜松支店が結んだ。MiKiさんは「このアプリが、アーティストが自身の音楽で、音楽活動をまかなう支えになれば。夢を諦めない選択肢になる」と期待する。
アーティストは初期投資なしに、自身や団体のコミュニティーページを創設できる。サブスクリプション(月額課金)利用のファンには、限定投稿の閲覧や投げ銭、チケット取り置き機能を提供し、デジタル上で継続して応援できるようにする。売り上げの一部を手数料として差し引き、アーティストに分配する。
同社によると、インディーズで活動する多くのアーティストは頻繁ではないライブ開催やグッズ販売が主な収益源だが、ファンの数などに左右され活動資金が集まりにくい。生活を補うアルバイトで、本来の創作活動に時間を割けなくなる課題があるという。
特定のアーティストのみにひもづく形ではなく、アプリ内に複数のページが存在するため、ファンも横断的に情報が得られ、アーティスト発掘につながる。ファン同士の認知にもつながる。
シンガー・ソングライターやバンド、学校の吹奏楽部などを対象に、年内に60組の登録で軌道に乗せ、26年末までに520組への拡大を目指す。今後チケットやグッズなど電子商取引(EC)機能を追加予定。鶴田翔平社長(35)は「ここに来れば全てがそろうオールインワンのアプリにしたい。グローバル展開も目指す」と語る。
■「夢を諦めない選択肢に」 登録予定のアーティスト期待
県西部の企業勤務を経て2023年に創業した鶴田社長がアプリ「アンプリンク」を開発した原点には、愛知県の実家が楽器店を営み、学生時代にビッグバンドサークルを発足するなど音楽が常に身近だったことや、インディーズとメジャー双方を経験した弟龍之介さん(30)の存在がある。
龍之介さんは14年からバンド活動を開始し、20年にメジャーデビュー。その後インディーズに戻り、解散した。弟の葛藤する姿や周囲の音楽家の活動に触れる中、「コアなファンの存在がいて良質な音楽を生み出す力があるアーティストの未来を、何とか後押ししたい」と思い立ったという。
アプリに登録を予定する一人は、浜松市出身のシンガー・ソングライターMiKi MARiE(ミキマリー)=小園美樹=さん。約10年前に中学3年生でメジャーデビューし、サッカー・清水エスパルスのサポートソングも手がけた。「10代の伸びしろに懸けてもらった」(MiKiさん)が、徐々に自身の気持ちと現実が乖離(かいり)し、18歳直前に事務所を退社。自身のルーツのフィリピン留学を経て、再出発を期し、創作や発信を含む活動の在り方を模索していた。
両者の相談を聞いていた日本政策金融公庫浜松支店が結んだ。MiKiさんは「このアプリが、アーティストが自身の音楽で、音楽活動をまかなう支えになれば。夢を諦めない選択肢になる」と期待する。
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