「ふくろい遠州の花火」26日いよいよ打ち上げ! 安全対策見直し、成功へ入念に準備

2025/07/25 09:14 

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 国内屈指の規模を誇る「全国花火名人選抜競技大会 ふくろい遠州の花火」(実行委主催、静岡新聞社・静岡放送共催)が26日、袋井市の原野谷川親水公園で開催される。静岡県内外から例年40万人以上が訪れる大会の成功に向け、実行委ら関係者が安全対策を含めて準備に力を入れている。
 昨年は、花火の火の粉が下草に燃え移る火災があり、プログラムの一部が取りやめになるトラブルがあった。今年は安全対策を見直し、事前に下草を刈り取る場所を広げたほか、緊急時の役割分担などをまとめた「危機管理対策マニュアル」を作成。23日夕に会場で行われた最終打ち合わせでは、袋井商工会議所役員や花火師、警察や消防などの関係者が集まり、当日の配置や動線をはじめ、有事の際の指揮系統や無線の使い方を改めて確認した。
 「花火のまち袋井 技と心で咲かせる絆の花」をテーマに掲げた今大会。最大の特徴ともいえる競技部門には、全国各地の花火師10人がエントリー。イケブン(藤枝市)と袋井中による特別企画も行われ、生徒が演出・デザインを手がけた花火を夜空に打ち上げる。
 大会会長を務める袋井商工会議所の豊田浩子会頭は「昨年は火災もあり心配と迷惑をかけてしまったので、安全に開催できるよう準備を進めてきた。皆さんに楽しんでもらえるような素晴らしい大会にしたい」と話した。
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