伊東の温泉街でタライ乗り競走 259人、川下り白熱 しゃもじ型の櫂で懸命に手こぎ

2025/07/07 08:15 

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 伊東温泉の夏を活気づける名物行事「松川タライ乗り競走」(伊東市、伊東観光協会主催)が6日、市の中心街を流れる松川(伊東大川)で開かれた。団体や観光客、国際など6部門41レースに国内外から延べ259人が出場し、白熱の川下りを繰り広げた。
 出場者は「いでゆ橋」付近の川面に浮かべた直径1メートル、深さ30センチの巨大なタライに乗り込んだ。しゃもじ型の櫂(かい)を使って手こぎを繰り返し、400メートル下流のゴールを目指した。バランスを崩して派手に落水すると、周囲の見物客から歓声が上がった。
 タライ乗り競走は今年で70回目。温泉旅館の従業員らがかつて、大きなタライを用いて洗濯していたことが起源といわれる。タライ乗り競走が縁で伊東市と友好都市提携を結んでいるイタリア・リエティ市の交換学生も浴衣姿でレースに参加し、会場を沸かせた。
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