マンション一室に「さくらえびラボ」 駿河湾の環境、市民と考える場所に 静岡でNPO発足
駿河湾の海洋環境について学ぶ市民講座やフィールドワークを提供するNPO法人「海の環境と生物資源研究会さくらえびラボ」の発足と拠点開設を祝う交流会が12日、静岡市葵区であった。漁業関係者や研究者ら20人程度が参加した。
交流会では、黒潮大蛇行の研究で知られる海洋研究開発機構(JAMSTEC)の美山透主任研究員(55)=富士市=が登壇。7年9カ月続いた大蛇行が解消の兆しを見せる一方、黒潮の海流は弱く、解消後1年以内に大蛇行が復活する可能性に言及した。
美山主任研究員は「長年大蛇行で安定した海洋環境が崩れ始めたことで、駿河湾の水温が乱高下している」と指摘。シラスなどの水産物の記録的不漁に影響が出ている可能性を指摘した。静岡県桜えび漁業組合の実石正則組合長らも黒潮の特性について質問した。
同NPOは鈴木款静岡大防災総合センター客員教授(77)らが中心となり今春発足。静岡市駿河区のふじのくに地球環境史ミュージアムと連携し、駿河湾を象徴するサクラエビの講座や展示など、市民に科学を学ぶ機会を提供する。由比港漁協の漁師らとは、湾奥で海洋環境の基礎研究を継続する。新たな拠点を開設した同市葵区七間町の事務所内には、栄養塩を分析する「オートアナライザー」などの機器をそろえた。
交流会では、黒潮大蛇行の研究で知られる海洋研究開発機構(JAMSTEC)の美山透主任研究員(55)=富士市=が登壇。7年9カ月続いた大蛇行が解消の兆しを見せる一方、黒潮の海流は弱く、解消後1年以内に大蛇行が復活する可能性に言及した。
美山主任研究員は「長年大蛇行で安定した海洋環境が崩れ始めたことで、駿河湾の水温が乱高下している」と指摘。シラスなどの水産物の記録的不漁に影響が出ている可能性を指摘した。静岡県桜えび漁業組合の実石正則組合長らも黒潮の特性について質問した。
同NPOは鈴木款静岡大防災総合センター客員教授(77)らが中心となり今春発足。静岡市駿河区のふじのくに地球環境史ミュージアムと連携し、駿河湾を象徴するサクラエビの講座や展示など、市民に科学を学ぶ機会を提供する。由比港漁協の漁師らとは、湾奥で海洋環境の基礎研究を継続する。新たな拠点を開設した同市葵区七間町の事務所内には、栄養塩を分析する「オートアナライザー」などの機器をそろえた。
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