空手の全国高校選抜大会 御殿場西が女子組手団体5人制V 個人66キロ級の片岡美月も

2025/03/28 07:45 

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 和歌山市の和歌山ビッグホエールで行われた全国高校空手道選抜大会で27日、御殿場西が女子組手団体5人制で8年ぶり4度目の優勝を果たした。個人戦では、女子組手66キロ級で同校の片岡美月(1年)が頂点に立った。
 女子組手個人48キロ級の増田亜美(常葉大菊川)、同53キロ級の宍戸珠子(御殿場西)、同66キロ超級の片岡優月(同)は準優勝だった。
■チームワークと粘りで接戦制し 8年ぶり栄冠
 終盤までもつれた手に汗握る接戦をものにした。御殿場西が女子組手団体5人制で、全国選抜では8年ぶりの頂点に。細矢監督は「チームワークでつないで最後まで粘る、御西らしい試合だった」と選手をたたえた。
 決勝戦で勝利をたぐり寄せたのは片岡優だった。引き分けでは優勝を逃す状況で迎えた大将戦。互いにポイントを奪えないまま残り23秒の場面で、間合いを詰めてきた相手の隙を狙った上段突きが決まった。片岡優は個人戦では準優勝だっただけに、悔しさを晴らす勝利をつかみ、チームメートと肩を抱き合った。
 先鋒(せんぽう)戦を4―1で勝利し、内容勝ちに大きく貢献した片岡美は個人戦でも優勝した。「選抜はもう終わり。再スタートを切る」と指揮官は全国総体での女子団体連覇を見据えた。
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