熱海富士関が一日駅長 熱海駅開業100周年、出発式や湯鏡開きも

2025/03/26 07:28 

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 JR東日本熱海駅(熱海市)が25日、開業100周年を迎え、同市出身の大相撲幕内、熱海富士関が記念の一日駅長を務めた。熱海富士関はマイクを手に「皆さま行ってらっしゃい。出発進行!」と駅構内へ元気にアナウンスした。
 荒屋祐佳利駅長から特注のたすきや駅長帽子などを手渡された熱海富士関は、飛龍高(沼津市)への通学時に利用したと振り返り、「たくさんの人に使われて、愛される駅。(しこ名に駅名が入る)熱海富士としてうれしい」と節目を喜んだ。集まった地元住民や観光客らと触れ合った。
 記念式典では、100周年記念のヘッドマークを付けた電車の出発式や、関係者による温泉水の「湯鏡開き」も行った。斉藤栄市長は「熱海の発展は鉄道の発展とともにある」と述べ、同社の矢野精一横浜支社長は「熱海は世界に誇れる観光地。玄関口として世界中に愛される駅に発展させたい」と誓った。
 熱海駅は1925年3月25日、国府津駅(神奈川県小田原市)から分岐する熱海線の駅として開業。丹那トンネル(熱海―函南間)の開通を受けて34年に東海道線に編入された。64年には東海道新幹線の駅も開業した。
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