スノーボード三木 「飛躍の年」充実感 世界選手権金と銀 五輪へ大きな弾み

2025/03/26 07:32 

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 スノーボードの世界選手権で2大会連続メダルに輝いた三木つばき(浜松いわた信用金庫、掛川市)が25日、滞在先のオーストリアから帰国し、東京・羽田空港で記者会見に臨んだ。金メダルを狙う来年のミラノ・コルティナ五輪へ大きな弾みを付けたシーズンを振り返り、「飛躍の年。成長を加速させられた」と充実感をにじませた。
 世界選手権は五輪種目の女子パラレル大回転で銀メダル、非五輪種目のパラレル回転は金メダルを手にした。いずれも決勝で第一人者のエステル・レデツカ(チェコ)と対戦。大回転は五輪2連覇中の女王に完敗し、2023年に続く連覇は逃したが、回転では雪辱を果たした。「レデツカ選手との差を確かめられた。彼女は22歳の時に五輪で優勝してからずっとトップ。回転のように先行して、焦らせることができれば」と、金メダルへの道を思い描いた。
 世界選手権のメダルに加え、今季はワールドカップ(W杯)アルペン種目の総合優勝と大回転、回転の種目別優勝者に与えられる「クリスタルグローブ」を日本に初めて持ち帰り、「雪の降らない掛川市の皆さんに、この結果を見せられてうれしい」と喜んだ。
 今後は国内で体力強化に励み、勝負の五輪シーズンに臨む。「金メダルは小さい頃からの目標。4歳から滑り始めて17年間、培ってきたものを披露する」と決意を新たにした。
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