富士山と茶畑と「いつでも絶景写真を」 富士・大淵笹場 全天候対応カメラ設置、加工も対応

2024/10/22 08:17 

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 富士市は21日、富士山と茶畑の絶景が広がる大淵笹場(同市大淵)に、全天候対応のセルフカメラサービス「マチカメ」を設置した。富士山が雲に隠れている日でも、合成フレームを使い、みずみずしい茶畑と青空、霊峰の雄姿が背景に広がる写真を撮影できる。
 QRコードを読み込んでスマートフォンを操作。展望台の上から無人撮影サービス機能のついたカメラに向かってポーズをとり、オンライン上で合成加工した写真を購入する。高性能カメラが高さ約5メートルに取り付けてあるため、ドローンを利用したような高アングル画像を入手できるという。
 国内外で富士山人気が高まる中、季節や天候によっては雲に隠れてしまう時間帯も多く、市は観光誘客サービスとしてマチカメを初めて導入し、展望台を整備した。運用開始記念式で、大淵二丁目ささば景観保存会の藤田好広会長(69)は「1日平均150〜200人が訪れる人気撮影スポット。茶園管理を通してより良い笹場を作っていきたい」とあいさつした。
 操作は多言語に対応する。当初、合成フレームの富士山は「夏バージョン」だけだが、冠雪した「冬バージョン」を追加するという。写真料金は580〜千円。
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