日メルコスルEPA首席交渉官、林禎二・前ブラジル大使を起用へ

2026/08/14 22:00 

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 政府は、今秋の開始を見込むブラジルなど南米5カ国との経済連携協定(日メルコスルEPA)交渉の首席交渉官に、前ブラジル大使で外務省中南米局長などを歴任した林禎二氏(60)を充てる方針を固めた。南米事情に精通する林氏の起用で交渉を速やかにまとめ、南米からのレアアース(希土類)調達拡大などにつなげたい考えだ。

 林氏は2010年代に環太平洋パートナーシップ協定(TPP)の交渉官を担うなど、経済交渉の経験も豊富だ。21~25年にブラジル大使を務め、現在は国際貿易・経済担当大使に就いている。

 5カ国はブラジルのほか、アルゼンチン、パラグアイ、ウルグアイ、ボリビアで、豊富な地下資源を有し、農畜産業も盛んだ。5カ国で「南米南部共同市場(メルコスル)」という関税同盟を結んでおり、今回の交渉でもメルコスルとして一体的に臨む方針を示している。このため日本は、各国の事情と実務に通じた交渉責任者の人選を急いでいた。

 日本は既に、南米を除く主要各国・地域と経済協定交渉をほぼ終えており、メルコスルは「最後の大型経済協定候補」(外務省幹部)。6月にはメルコスルのまとめ役であるブラジルとの首脳会談で、EPA交渉の早期開始で合意していた。【田所柳子】

毎日新聞

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