「強い自民の先頭立つ」高市首相、憲法改正に強い意欲 党大会
自民党は12日、第93回党大会を東京都内のホテルで開いた。高市早苗首相(自民総裁)は党是である憲法改正について「時は来た」と強調。「国会で結論のための議論を進め、改正発議にメドが立ったと言える状態で来年の党大会を迎えたい」と語った。今年度中に改正原案をとりまとめることなどが念頭にあるとみられる。首相は「日本を守り、未来を開けるのは強い自民党だ。私が先頭に立つ」とも述べた。
自民は2月の衆院選で316議席を得る大勝を果たし、戦後初めて単独政党で衆院の3分の2超の勢力を確保した。首相は「大切なのは、国民との大切な約束の政権公約にある政策を一つ一つ実現することだ」と強調。2027年春に予定される統一地方選や28年夏の参院選を挙げ「私が目指すのは国でも地方でも選挙に勝ち続ける強い自民党をつくることだ。国民の切実な声をがっつり受け止め、国や地方で必ず果実を生み出せるよう、ともに働いていこう」と呼びかけた。
皇族数の確保を巡り「皇統に属する男系男子を皇族とする案を第一優先」とし、「静謐(せいひつ)な環境で皇室典範の改正を行うことを目指す」とした。経済政策については「未来のためにも、しっかりと国内投資をしておく。為替変動にも強い経済構造を構築しておく。今やらなくてどうしますか」と訴えた。
来賓では25年10月に連立入りした日本維新の会の吉村洋文代表(大阪府知事)が出席。衆院選公約に盛り込んだ食料品に限定した2年間の消費税率ゼロや「副首都構想」などに触れ「約束したことを実行するか、必ず有権者は見ている。皆さんとともに約束した公約を果たす。当たり前のことをやっていきたい」と強調した。
経団連の筒井義信会長は「引き続き自民を支え、高市政権の政策遂行に協力する」と述べた。25年の党大会で20年ぶりに出席した連合会長の芳野友子氏は招待されなかった。
党大会では、憲法改正について「改正原案の作成、国会提出を目指す」とした上で「必ずや実現する」などとした26年運動方針を採択した。1955年11月の自民結党から70年の節目を踏まえ策定した新ビジョンも発表した。新ビジョンには憲法改正の取り組みが「これまでになく死活的に求められている」と記した。
党大会は当初、3月15日の開催が予定されていたが衆院解散・総選挙の影響で延期されていた。【井口彩、高良駿輔】
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