米軍のロケット砲射撃訓練 小泉防衛相、地元に理解求める 静岡

2026/04/11 20:35 

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 小泉進次郎防衛相は11日、静岡県御殿場市を訪れ、米軍が5月20日に計画している陸上自衛隊東富士演習場(御殿場市・裾野市・小山町)でのロケット砲射撃訓練について、地元自治体や地権者団体の理解を求めた。

 訓練は米海兵隊が高機動ロケット砲システム(HIMARS=ハイマース)を使い、国道469号を越えて演習弾を発射する内容。実施する場合は国道の約3キロが一時通行止めになる。同様の訓練は2025年10月に実施され、その際、地元側は「今回限り」として受け入れた。しかし、防衛省は地元に対して再び訓練を要請し、さらに「年に数回実施したい」と求めている。

 これに対し地元側は、「年に数回」とは具体的に何回か▽地元の負担にどう向き合うのか――などの疑問点を提示。さらに、陸自富士駐屯地(小山町)に3月に配備されたスタンドオフミサイルに関して「東富士演習場周辺に弾頭を持ち込まないことを確約してほしい」と求めている。

 小泉防衛相は3市町の首長や地権者団体の代表らと会談し、冒頭のあいさつで「訓練で住民が不安を感じるのは当然。その点を十分踏まえ、防衛省の考えを説明したい」と述べた。

 会談は非公開で行われた。終了後、勝又正美・御殿場市長は「大臣には真摯(しんし)に対応していただいた。安全保障上、非常に厳しい状況にあることは受け止めざるを得ない。国防というものを理解する必要がある」と語った。地元側は4月20日に開く防衛省との会議で、訓練を受け入れるかどうかを判断する。【長沢英次】

毎日新聞

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