高市首相、麻生氏と会食 就任後2度目、意思疎通の希薄さ懸念も
高市早苗首相は10日、自民党の麻生太郎副総裁ら党幹部と首相官邸で昼食をともにした。首相就任後、麻生氏と会食するのは2025年12月以来、2度目とみられる。7日に今年度当初予算が成立し、後半国会に向けて党側との連携を強める狙いがあった模様だ。
会食は約1時間で、鈴木俊一幹事長と萩生田光一幹事長代行が同席した。出席者によると、焼き魚定食を食べながら、12日に予定する党大会の打ち合わせなどをしたという。首相側から呼びかけたとみられる。
麻生氏は25年10月の党総裁選で首相を支援した、政権誕生の立役者。もっとも、首相との接触頻度は党役員会の前後に面会する程度で多くない。会食の機会も、前回の25年12月5日から約4カ月が経過していた。
前回の会食は首相就任1カ月半のタイミングで、東京都内のホテルで夜に開催。衆参両院の党幹部らも参加する比較的大きな会合だった。少人数での会食は今回が初とみられる。
首相は会食を通じて意思疎通を図ったり情報を収集したりするより、黙々と資料を読み込む時間を重視している。特に夜は資料読みに集中する時間とされ、午後7時前後には首相公邸に戻ることが多い。
党内には、党幹部らとの意思疎通の希薄さを懸念する声もある。党関係者は「1時間のランチ会で踏み込んだ話はできない。首相側からすれば、党執行部を大事にしているというアピールなのだろう」と語った。【安部志帆子、高橋祐貴】
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