日米、南鳥島沖のレアアース共同開発を確認へ 19日首脳会談

2026/03/13 20:04 

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 日米両政府は13日、高市早苗首相が19日に米ワシントンで予定するトランプ米大統領との首脳会談で、南鳥島(東京都小笠原村)沖の海底で確認されたレアアース(希土類)の共同開発を確認する調整に入った。成果文書にも盛り込む方向。

 日本は輸入するレアアースの約7割を中国に依存するが、中国は対日輸出規制を強めている。米国もレアアースの供給網(サプライチェーン)の強化に取り組む。日米ともに調達先の多角化は喫緊の課題となっており、協力を強化して経済安全保障上のリスク低減を目指す。

 南鳥島沖の深海底には、レアアースでも特に重要なジスプロシウムなど「重希土類」が多く存在する。今年2月の探査船による掘削でレアアースを含む泥の採取に成功していた。

 また、中東情勢が悪化する中、首相は会談でホルムズ海峡の事実上の封鎖などを巡り、イランを非難する考えをトランプ氏に伝える見通し。イランは原油輸送の要衝となっている同海峡の封鎖を継続するとしており、政府内にはイランへの非難をさらに強めるべきだとの声もある。

 首相は就任後初めて訪米し、日米同盟の抑止力強化を確認。中国に対する認識のすりあわせも目指す。【田所柳子】

毎日新聞

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