ひこにゃんへのアイが足りない? 投票済証に「英語が不自然」指摘

2026/02/05 17:46 

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 衆院選で滋賀県彦根市が交付している「投票済証」について「英語が不自然だ」との指摘が出ている。この投票済証は名刺大で人気キャラクター「ひこにゃん」と併せ「VOTED」と印刷されている。同市松原町のミシガン州立大学連合日本センターによると、米国内でも同様のカードやステッカーが普及しているが、通常は「I VOTED」と書かれている。「VOTED」だけでは主語がないため「投票した」ではなく「選出された」という別の意味になってしまう。

 同市は若年層の投票率を上げようと昨年の市長選と参院選でもこの証明書を交付。以前は裏面に「I VOTED」「DID YOU?」などと印刷していたが、今回は「ひこにゃん20周年ロゴ」にしたため、より意味が曖昧になってしまった。彦根ボランティアガイド協会で英語通訳を務める山口淳子さんは「若者らにアピールするなら和製英語ではなく、正しい語感が養える表記にすべきだ。またIを入れることで、主権者意識を高めることにもなるのでは」と提案する。

 ただ昨年、この証明書は人気を呼び交付が足りなくなる投票所もあった。今回は約27万円をかけて参院選の2倍の6万枚を準備した。市選管は「英語表記の点検が十分でなく申し訳ない。ずさんな内容でひこにゃんへの『アイ』が足りないと言われないよう、次回からは改善したい」と話す。【伊藤信司】

毎日新聞

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