衆院和歌山2区 自民県連は候補擁立見送りへ 現職の世耕氏を支持
次期衆院選で自民党和歌山県連は16日、和歌山2区に公認候補者の擁立を見送る方針を決めた。無所属の現職の世耕弘成元参院幹事長について党本部が支持するので県連も従うことを確認した。公認や推薦は求めない。世耕氏は2024年10月の衆院選で自民公認候補との「紀州戦争」と呼ばれる激しい保守分裂の争いを制していた。
県連は15日夜、和歌山市内で会合を開き、次期衆院選の対応を協議。出席した幹部によると、石田真敏会長から、和歌山2区で公認候補の擁立を見送ることと、党本部が世耕氏に支持を出す用意があることについて説明があったという。
紀州戦争と呼ばれた24年10月の衆院選和歌山2区では、二階俊博元自民党幹事長の三男で自民公認の伸康氏が出馬。派閥裏金問題で離党した世耕氏も無所属での出馬に踏み切る構図となり、世耕氏が制していた。
25年7月の参院選でも保守分裂は回避されなかった。和歌山選挙区で再び自民公認となった伸康氏との公認争いに敗れ、無所属で出馬した望月良男氏が選挙戦に勝利。その後自民党県連から除名処分を受けた望月氏を世耕氏が支援していた経緯もあった。
15日の会合に出席した複数の幹部から「苦しい分裂選を繰り返し戦ってくれた仲間に説明がつかない。県連にも世耕氏にも説明責任があり、無条件では受け入れられない」と反発する意見があがっていた。一方、「急な解散で候補を用意する時間も足らず、やむを得ない」と容認する幹部もいた。
県連は16日も会合を開催。世耕氏が姿を見せた。世耕氏が県連と友好関係を尊重し、行動を一にすることや、今後の世耕氏の処遇について、県連が党本部の意向を踏まえて対応することなどを確認した。【駒木智一】
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