麻生氏、少数会派「有志・改革の会」に協力要請 首相指名選挙

2025/10/16 14:20 

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 衆院会派「有志・改革の会」(7人)の幹部が今週、東京都内で自民党の麻生太郎副総裁と会談し、首相指名選挙での協力を求められていたことが分かった。麻生氏からの要請は首相指名についてのみで、政策や政権枠組みの話はなかったという。16日に会派内で対応を協議したが結論は出なかった。会派幹部が同日、明らかにした。

 有志・改革の会は、元民主党系無所属議員の「有志の会」4人と、日本維新の会に離党届を提出し除名処分となった3人が合流し、6日に結成された。政策的には自民に近い議員もいるが、出自がそれぞれ異なるため、一致して行動するかは不透明だ。

 自民は維新との連立を視野に入れた政策協議を進めているが、衆院では2党合わせても過半数にはわずかに届かない。自民の高市早苗総裁の首相指名を確実にするため、少数会派にも働きかけを強めているとみられる。【富美月】

毎日新聞

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