自民党の高市早苗総裁と日本維新の会の吉村洋文代表（大阪府知事）が、維新の連立入りを含めた政策協議を１６日から始めることで合意しました。維新が掲げる「副首都構想」などの政策が自民と一致すれば、近く行われる首相指名選挙で維新が高市氏に投票する可能性も出てきました。１分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「自民と維新が連立協議へ」を解説します。

Ｑ　高市氏と吉村氏はどんな話し合いをしたの？

Ａ　高市氏は「首班指名の協力、一緒に政権を担っていただく連立含みの協力をお願いしたい」と求めました。吉村氏は「協力に向けて政策協議をこれから開始する」と応じ、「副首都構想と社会保障改革が２本柱であると申し上げた」と話しました。

Ｑ　「副首都構想」ってどんなもの？

Ａ　災害時の首都中枢機能のバックアップなどを担うものです。

Ｑ　他にどんな政策が話し合われるの？

Ａ　維新は、政治資金や食料品の消費税率ゼロ、国会議員定数削減など十数項目を協議対象とするよう求める方針です。

Ｑ　高市氏は他の党にも協力を求めたの？

Ａ　高市氏は国民民主党の玉木雄一郎代表にも首相指名選挙での協力を要請しましたが、玉木氏は慎重な姿勢を示しました。

Ｑ　今後はどうなるの？

Ａ　２１日に臨時国会が開かれる方向で、自民は石破茂首相の後任を選ぶ首相指名選挙をその日に行うことを目指しています。