萩生田氏「身を引く覚悟あった」 公明の連立離脱巡り高市氏に伝える

2025/10/15 16:07 

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 自民党の萩生田光一幹事長代行は15日、インターネット番組に出演し、公明党の連立離脱を巡り、高市早苗党総裁に「(離脱の)問題が解決するなら身を引く覚悟もある」と伝えていたと明かした。萩生田氏は派閥裏金問題で党内の処分を受けていた。高市氏からは「公明党は(萩生田氏起用を)問題視してはいない」と慰留されたという。

 萩生田氏は「(公明党側に)不快感を与えたという報道があった」として辞任を考えたと説明。「連立解消になると高市政権の船出がさらに波高くなる。それは本意じゃない。仮に私の役職(辞任)で解決するなら、やむを得ないという思いもあった」と述べた。

 批判がある中での起用については「ご迷惑かけるかもしれないからと言って断るのは総裁の思いと違う」として受け入れたとし、「あとは仕事で皆さんに評価してもらうしかない」と語った。

 萩生田氏の政策秘書(当時)が今年8月に政治資金規正法違反で罰金の略式命令を受けたことについては「私自身の監督不行き届きがあった」と陳謝した。その上で「今まで説明してきた以上の新たな事実はない。あえて言うなら法的判断が変わった。真摯(しんし)に受け止めて再発しないよう取り組みをしている」と述べた。【遠藤修平】

毎日新聞

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