党費流用疑いの自民・小谷野県議「故意ではない」と改めて否定 埼玉

2025/09/12 16:11 

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 自民党埼玉県連幹事長の小谷野五雄県議(69)が、県連の党費を私的流用した疑いで役職停止の措置を受けた問題で、小谷野県議は12日、県庁で記者会見し、「領収書をすべて県連事務局に渡し、仕分けと処理をしてもらった。故意に精算を求めたわけではない」と述べ、私的流用を否定した。

 小谷野氏は「事務局に不適切な領収書は処理しないように伝えていたが、一部で漏れがあった」と述べ、事務的なミスだったと主張した。7月末に柴山昌彦県連会長(衆院議員)から私的流用の疑いがあるとの指摘を受け、8月末に約100万円を供託して返済したという。

 不正総額が約2900万円に上るとの指摘については「幹事長だった6年5カ月の支出全体であり、金額が独り歩きしている」と反論。県連が第三者委員会を設置した場合には「全面的に調査に協力する」と話した。

 また自らを役職一時停止とした県連の対応について、「県連にそのような規約はなく、誰が決めたのかも不透明。弁明の機会もなかった」と批判した。【加藤潔】

毎日新聞

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