「容認できぬ」 公明代表が鶴保氏の「運のいいことに」発言批判

2025/07/09 10:53 

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 公明党の斉藤鉄夫代表は9日、X(ツイッター)で、自民党の鶴保庸介参院予算委員長が2024年1月の能登半島地震について「運のいいことに能登で地震があった」と発言したことについて、「能登半島地震で苦しむ被災者の気持ちを軽視するもので、到底容認できません」と批判した。

 斉藤氏は鶴保氏が発言を撤回、謝罪したことにも「本人が謝罪・撤回したとはいえ、公明党は被災者に寄り添う政党として、このような発言を看過できません」と指摘した。

 鶴保氏は8日、和歌山市で開かれた参院選和歌山選挙区の公認候補の個人演説会で、地方から都市部への人口流出に対する危機感を語った上で、都市部と地方を行き来する「2地域居住」を推進すれば地方の関係人口創出につながると主張。能登半島地震をきっかけに、被災者が居住地以外で住民票の写しを取得する手続きが容易になったとの話題に触れる際に「運のいいこと」と述べた。【野間口陽】

毎日新聞

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