「我々は生きている」 来日のパレスチナ閣僚、岩屋氏に支援訴え

2025/06/02 18:29 

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 パレスチナ自治政府のムハンマド・アムル経済相は2日、外務省で岩屋毅外相と会談した。「パレスチナは現地に根付き、我々は生きている。それを示すために私は来た」と現地の惨状と国際社会による支援を訴えた。

 アムル氏は大阪・関西万博で1日に開かれたパレスチナのナショナルデーに合わせて来日した。万博への招待とパレスチナに寄り添う日本の立場に感謝し、「(万博参加は)パレスチナにとって大きな意義がある」と述べた。イスラエル軍が軍事作戦を本格化させ、パレスチナ自治区ガザ地区などで民間人の犠牲が広がる中、日本にイスラエルへの圧力を強めるよう求めた。岩屋氏は「ガザにおける人質解放と停戦合意が重要だ」と指摘した。【田所柳子】

毎日新聞

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