小泉農相は「農業の救世主か破壊者か」 立憲・辻元氏、父とも因縁

2025/06/02 16:58 

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 立憲民主党の辻元清美代表代行は2日の記者会見で、コメの価格高騰対策に取り組む小泉進次郎農相について「備蓄米の放出については鮮やかにさばかれた」と一定の評価を示した上で、政府や自民党から具体的な問題解決策が示されていないとして「果たして農業の救世主になるのか、それとも農業の破壊者になるのか、よく見極めなあかん」と述べた。

 辻元氏は2001年5月の衆院予算委員会で、集団的自衛権行使の議論をめぐり小泉氏の父・純一郎首相(当時)の答弁を求めて「ソーリ、ソーリ」と連発して「因縁があった」と言及した上で、小泉氏の話し方や振る舞いが純一郎氏に「そっくりになってきた」と指摘。純一郎氏が進めた郵政民営化を「勢いよく滑り出しは良いが、結果はぐちゃぐちゃになった」と評し、小泉氏に対し「反省すべき点を見習ってほしい。因縁があった私は心配している」と述べた。【富美月】

毎日新聞

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