大阪・守口市議会、3度目の会期延長 市民生活にも影響 背景は
大阪府守口市の2月定例議会が会期延長を繰り返し、今年度の一般会計当初予算案がいまだに議決されない異例の事態が続いている。本来の会期は3月24日までだったが、4月25日に3度目の延長をし、会期を5月30日までとした。原因は、市内の各スポーツ団体への補助金を巡り、議会側が市の対応を疑問視していることだ。暫定予算案は可決しているが、当初予算案に盛り込まれた子育て支援事業など新規事業に手が付けられていない。
瀬野憲一市長は維新だが、市議会21人中、最大会派は公明の7人。維新は5人で他会派の協力が欠かせない。議会事務局によると、当初予算案の議決が新年度にずれ込むのは2010年度予算案の審議以来2度目。2月議会の会期は市制施行以来最長となった。
市によると、市内の各スポーツ団体は市スポーツ協会に個人登録料(1人200円)を支払っていた。登録料と同額が協会から各団体に戻されていたが、登録料も補助対象となっており、こうした金銭の流れが適切かなどと問題になった。
この日の本会議では、説明が十分でないとして「市長の対応は極めて不誠実」と批判が相次いだ。議会は24年8月に同協会への補助金などに関して調査特別委員会(百条委)を設置。同年12月に瀬野市長への辞職勧告決議案を可決した。
市民生活にも影響が出始めている。市は4月から、子育て支援で産婦健診補助や新生児聴覚検査費助成などを始める予定だった。また、物価高騰対策で全世帯に商品券4000円分を配布する事業の実施時期も夏から秋口へとずれ込むという。
瀬野市長は取材に「市民に申し訳ない。一刻も早くこの状態を脱出できるようにしたい。議会の不信感を払拭(ふっしょく)できるような調査(結果)を提示したい」と話している。【稲垣淳】
-
石破首相、連合メーデーに出席 トランプ関税「見直し強く訴える」
石破茂首相は26日、東京都内で開かれた連合のメーデー中央大会に出席した。政府代表としてあいさつし、トランプ米政権の関税措置について「国内産業に大きな影響を及ぼ…政 治 1時間前 毎日新聞
-
女性皇族の夫と子の身分、皇室会議で決定する案 正副議長調整
安定的な皇位継承に向けた皇族数確保を巡る協議で、焦点となっている結婚した女性皇族の夫と子の身分について、皇室会議の決定に委ねる案が検討されていることが25日、…政 治 18時間前 毎日新聞
-
公明、参院選へ重点政策第1弾発表 減税や給付を明記
公明党は25日、7月の参院選に向けた重点政策の第1弾を発表した。物価高対策として減税や給付などで家計を応援すると明記。参院選公約に「減税」を盛り込む方針だ。 …政 治 22時間前 毎日新聞
-
国民民主・玉木代表、参院選後に「日本の政治は動く」と断言
国民民主党の玉木雄一郎代表が25日、福岡市であった「毎日・世論フォーラム」(毎日新聞社主催)で、「国民民主党がめざす国のかたち」と題して講演した。参院選後の政…政 治 22時間前 毎日新聞
-
自民・森山幹事長 トウモロコシや大豆の輸入拡大、容認の考え
自民党の森山裕幹事長は25日、トランプ米政権の関税引き上げを巡る日米交渉で、政府が検討しているトウモロコシや大豆の輸入拡大案を容認する考えを明らかにした。コメ…政 治 22時間前 毎日新聞