予算案年度内成立「今の日程感では厳しい」 自民・坂本国対委員長

2025/02/25 11:12 

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 自民党の坂本哲志国対委員長は25日、2025年度予算案の年度内成立が確実となる3月2日までの衆院通過について「今の日程感では厳しい」と国会内で記者団に述べた。

 予算案は憲法が定める衆院の優越規定により、参院送付後30日で自然成立する。そのため、3月2日までに衆院通過させれば年度内成立は確実となる。

 だが、自民党の派閥裏金事件を巡り、20日を予定していた旧安倍派の会計責任者だった松本淳一郎氏の参考人聴取は、実施方法などを巡り与野党が対立。25日に27日実施で大筋合意したが日程は1週間遅れた。

 予算案は日本維新の会との協議を経て近く教育無償化関連予算を追加する形で修正される方向で、修正に伴う追加の審議が必要になる見通し。野党は予算案の衆院採決までに石破茂首相出席の集中審議なども求めており、3月2日までの衆院通過は絶望的な状況になっていた。政府・与党は2日の週の衆院通過を目指しており、与野党の調整を加速したい考えだ。【森口沙織】

毎日新聞

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