マレーシア首相、ミャンマーとASEANの関係正常化後押し表明

2026/10/08 19:15 

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 マレーシアのアンワル首相は8日、同国を公式訪問したミャンマー親軍政権トップのミンアウンフライン氏と会談し、ミャンマーと東南アジア諸国連合(ASEAN)との関係正常化を後押しする考えを表明した。双方は、マレーシアに滞在するミャンマー人の送還をさらに進める方針でも一致した。

 ミャンマーでは2021年の軍事クーデター後、内戦が続いている。クーデターを首謀したミンアウンフライン氏らは、ASEANが示した暴力の即時停止などの和平案「5項目の合意」を履行していないとして、首脳会議などへの出席を認められていない。

 ミンアウンフライン氏が4月の「大統領」就任後、ASEAN加盟国を訪問するのは5カ国目。マレーシアはこれまで軍主導の政権に厳しい姿勢を取ってきたが、今回は「大統領」として公式に迎えた。アンワル氏は9月、関係改善の条件としてミャンマー側に難民の受け入れを求める考えを示しており、今回の訪問も送還問題と結び付けて進めてきた。

 ロイター通信によると、アンワル氏は会談後、ミャンマー情勢にはなお懸念があるとしながらも、意見の違いを尊重する必要があると強調。ミャンマーをASEANの一員として再び受け入れるため「できることは何でもする」と述べ、今年1月以降、1万人以上の送還にミャンマー側が応じたことに謝意を示した。

 ただ、ミャンマー人の送還を巡っては国連や人権団体が強い懸念を示している。国連難民高等弁務官事務所(UNHCR)は、9月末に送還された1476人について、本人の意思に基づく帰還だったか確認できていないと指摘。内戦下のミャンマーでは深刻な危険にさらされる恐れがあるとしている。【バンコク小泉大士】

毎日新聞

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