豪、イスラエルに「憤慨」 ガザ7人死亡「刑事責任なし」発表に

2026/08/20 18:42 

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 パレスチナ自治区ガザ地区で2024年、イスラエル軍の空爆により国際NGO「ワールド・セントラル・キッチン」(WCK)のオーストラリア人女性ら7人が死亡した問題で、イスラエル軍は19日、関係者への刑事訴追を行わないと発表した。これを受け、豪政府は20日、駐豪イスラエル大使を召喚し、抗議した。

 豪メディアによると、ウォン外相は20日の声明で、「豪州政府は、イスラエルの決定に憤慨している」と表明。「犠牲者の遺族、人道支援活動家、そして全ての豪州国民にとって侮辱的なことだ」と非難し、「我々が期待する説明責任にはほど遠い」と強調した。

 事件では、豪州の女性のほか、英国、ポーランド、米国などの国籍を持つWCKのメンバーら計7人が死亡した。WCKは1日平均15万食をガザの避難民らに届けており、7人はイスラエル側と事前に移動を調整し、WCKのロゴを掲げた車両で移動していたが、移動中に攻撃を受けた。

 イスラエル軍は事件直後、「重大な過ち」だったと認めた一方、今回の判断では、「刑事訴追する根拠はない」と結論付けた。ロイター通信によると、ウォン氏に召喚された駐豪イスラエル大使は20日、「振り返れば過ちだったが、犯罪意図はなく、刑事責任はない」と記者団に語った。

 WCKは19日に声明を発表。イスラエル軍はメンバーが非武装で人道支援車両だと認識しながら複数回攻撃したと指摘し、「真実の全てと矛盾しており、極めて侮辱的だ」と批判した。【バンコク国本愛】

毎日新聞

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