クシュナー氏がネタニヤフ首相と会談 和平計画行き詰まりか

2026/08/18 08:48 

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 パレスチナ自治区ガザ地区の和平計画を巡り、トランプ米大統領の娘婿クシュナー氏は17日、イスラエルでネタニヤフ首相と会談した。イスラエルメディアによると、ネタニヤフ氏はイスラム組織ハマスが完全に武装解除しない限り、イスラエル軍をガザから撤退させない意向を改めて示した。

 クシュナー氏は16日には仲介国エジプトでハマスの最高指導者ハイヤ氏と協議。協議を通して和平計画を進めることが狙いだったが、ロイター通信によると、ハマスとイスラエルの双方が譲歩せず、大きな進展はなかったという。

 米ニュースサイト「アクシオス」によると、会談にはガザの暫定統治機関「平和評議会」のムラデノフ上級代表らも参加。イスラエルと平和評議会は、ガザの非武装化や公衆衛生に焦点を当てた作業部会を設置することで合意した。両者はガザの復興が始まる前に、ガザの非武装化を速やかに完了させる方針でも一致したという。

 ネタニヤフ氏は平和評議会が7月末に提示した、ハマスの武装解除に合わせてイスラエル軍を段階的に撤退させる工程表の受け入れの拒否を既に表明している。10月下旬に総選挙を控えており、支持者の右派に強硬的な姿勢を示す狙いもあるとみられる。

 一方、クシュナー氏は会談後、米FOXニュースに対して、ガザでの「差し迫った脅威」があった場合、イスラエルの自衛権を制限するつもりはないと述べた。ハマスに対しては「今後60~90日以内に自発的に武装解除を進めるか、イスラエルが適切な方法で行うか、どちらかになる」と圧力をかけた。

 ハマスは武装解除に着手する上でイスラエル軍のガザでの攻撃停止などを求めている。イスラエルのガザでの攻撃が続けば武装解除に難色を示し、計画が頓挫する可能性もある。【エルサレム松岡大地】

毎日新聞

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