マレーシア主要与党、閣僚続投へ アンワル首相への圧力和らぐ

2026/08/16 22:52 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 マレーシアのアンワル政権を支える民主行動党(DAP)は16日、党大会を開き、党から出している閣僚や副大臣を閣内に残留させることを決めた。投票した代議員の9割近くが賛成した。州議選で3連敗し、改革の遅れなどへの不満が表面化する中、アンワル首相への圧力がひとまず和らぐ結果となった。

 DAPは下院で40議席を持つ与党連合「希望連盟(PH)」の最大勢力で、ローク書記長が運輸相を務めるなど閣僚5人を政権に送り込んでいる。アンワル政権は2022年総選挙後、PHと国民戦線(BN)、地域政党などによる大連立の「挙国一致政府」として発足した。

 PHは昨年11月のサバ州議選、今年7月のジョホール州議選、8月のヌグリスンビラン州議選と州レベルで3連敗した。ヌグリスンビランではローク氏も13年間保持した州議席を失った。汚職対応や改革の遅れなどを巡ってDAP支持層に不満が出ており、閣僚引き揚げの是非が焦点となっていた。

 党大会の討論では政権への批判も出たが、討論に参加した14人の代表はいずれも政権に残留させることを主張した。ローク氏は政府を不安定化させる考えはないと強調し、政権内にとどまって改革を進める考えを示した。【バンコク小泉大士】

毎日新聞

国際

国際一覧>

注目の情報