インドネシア地震、死者53人に 住宅1300戸以上が損壊

2026/08/16 19:37 

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 インドネシア東部フローレス島沖で15日に起きたマグニチュード(M)7・7の地震で、国家災害対策庁は16日、死者が53人、負傷者は135人になったと明らかにした。土砂崩れで道路が寸断された地域もあり、被害の全容はなお分かっていない。

 同庁の16日午前の集計では、住宅1300戸以上が損壊し、うち900戸以上は大きな被害を受けた。約9300人が避難し、学校や医療施設、行政庁舎などにも被害が出た。一方、周辺の離島では通信が途絶え、救援が届いていない地域もある。

 観光地にも影響が広がった。フローレス島西部は、巨大トカゲ「コモドドラゴン」で知られるコモド国立公園への玄関口。地元紙コンパスなどによると、船の運航が止まり、国立公園を訪れていた観光客約1000人が一時足止めされた。ホテルでは壁や天井が崩れ、宿泊客が避難した。

 同じフローレス島周辺では1992年にも大地震が発生し、津波などで2000人以上が死亡した。今回は沿岸で最大約1・6メートルの津波を観測した。

 バンドン工科大のイルワン・メイラノ教授は、今回と92年の地震は震源が近く、発生の仕組みも似ていると指摘。92年は海底地滑りが津波を増幅したと分析している。今後も強い地震に警戒するよう呼びかけている。【バンコク小泉大士】

毎日新聞

国際

国際一覧>

注目の情報