ウクライナ「パトリオット」300発を米に要請 トランプ氏難色

2026/07/30 16:23 

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 ウクライナのゼレンスキー大統領は28日のトランプ米大統領との会談後に米ニュースサイト「アクシオス」の取材に応じ、ロシアのミサイルを迎撃するために防空システム「パトリオット」ミサイル300発を冬までに確保する必要があると訴えた。トランプ氏にも「緊急支援」を要請したが、イラン情勢を理由に難色を示されたという。

 ゼレンスキー氏によると、ロシアは毎月3~5回にわたり、それぞれ30~40発の弾道ミサイルを発射してウクライナを攻撃している。ウクライナはパトリオットの備蓄をほぼ使い果たし、被害が拡大している。冬までにエネルギーインフラを守るための十分な量を確保できなければ、暖房の供給停止による人道危機の深刻化が懸念されている。

 アクシオスによると、トランプ氏は28日の会談でウクライナがパトリオットのライセンス生産を進めることに同意した。だが、ウクライナで大量生産が可能になるまで1年以上かかるという。トランプ氏は善処を約束したが、売却は困難との認識を示したという。米国もイランとの戦闘でパトリオットミサイルの消耗が報じられている。

 ゼレンスキー氏は28日、米防衛企業幹部とも面会。ウクライナ製弾道ミサイルの迎撃ミサイルへの転換について協議したといい、「こちらの方が早くて安い」と説明した。

 ゼレンスキー氏はロシアとの交渉にも意欲を示す一方、プーチン露大統領が50万人の追加動員に向けて準備していると主張。ロシアが北朝鮮から3万人の追加派兵を受け入れる態勢整備を進めているとの見方も示した。【ワシントン金寿英】

毎日新聞

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