W杯、放映権なく盗用? 北朝鮮、前回は韓国が「肩代わり」

2026/06/21 12:10 

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 サッカー・ワールドカップ(W杯)北中米3カ国大会で、北朝鮮が試合の放映権を維持できなかった。韓国の聯合ニュースが21日、伝えた。前回W杯までは放映権を得ていたが、2023年に別のサッカーの国際試合を放映権なしに無断で放送。国際サッカー連盟(FIFA)から警告を受けたことが影響したという。

 北朝鮮の代表チームは今回、予選で敗退したが、サッカーは住民の間で伝統的に人気がある。ただ、北朝鮮にとって高額な放映権料の負担は困難だ。

 聯合によると、北朝鮮は02年までW杯の試合を無断で中継。06、10年の2大会は放送局で作る国際団体から無償提供を受けた。

 14、18、22年の3大会は、韓国の放送局が北朝鮮の放映権料を肩代わりした。朝鮮半島全体の放映権をFIFAから獲得した後、北朝鮮の地域の放映権をFIFAに返却。FIFAがその分の権利を北朝鮮に無償提供した。北朝鮮住民にもサッカー観戦の機会を保障する人道的な観点が理由という。

 ところが北朝鮮は23年、女子W杯の試合を放映権を得ずに無断で放送し、24年にFIFAから警告を受けた。FIFAはこの後、韓国の放送局の放映権を北朝鮮に譲渡する方式を認めなくなったという。

 実際に、今大会の放映権をFIFAから獲得した放送局の名簿(6月11日付)に、北朝鮮の放送局は含まれていない。

 ただ、北朝鮮の朝鮮中央テレビは15日から、夜のニュースでW杯の各試合のハイライトを映像付きで伝えている。映像使用に関するFIFAの規定は厳格で、韓国公共放送KBSなどは18日、北朝鮮が「映像の盗用」をしていると伝えた。

 KBSによると、朝鮮中央テレビは18日まで4日連続でハイライトを報じたが、19日と20日はW杯の報道をしなかった。盗用の指摘を受けて報道を控えた可能性がある。【ソウル福岡静哉】

毎日新聞

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