露、同盟国と核関連の合同演習を実施 ウクライナに核の力誇示か

2026/05/22 08:17 

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 ロシアと同盟国ベラルーシの両軍は21日、戦略・戦術核戦力の運用に関する合同演習を実施した。プーチン露大統領によると、このような演習は初という。ロシアはウクライナで「特別軍事作戦」を続ける中、核の力を改めて誇示した。

 演習にあたり、プーチン氏は「核兵器の使用は我々の国家安全保障を確保するための極めて例外的な措置となる」と述べ、「軍拡競争に巻き込まれるつもりはないが、核戦力は必要な水準を維持する」と強調した。

 一方、ベラルーシのルカシェンコ大統領はこの日、「我が国はウクライナでの戦争に巻き込まれるつもりは全くない。彼(ウクライナのゼレンスキー大統領)がもし何かを協議したいなら、どこでも会って話し合う用意がある」と記者団に語った。国営ベルタ通信が伝えた。

 タス通信によると、ベラルーシ軍は18日から核関連の演習を開始し、続いて露国防省が19~21日の大規模演習の実施を発表していた。

 21日はプーチン、ルカシェンコの両氏がオンラインで監督する形で合同演習が行われた。ロシア北西部のプレセツク宇宙基地から極東カムチャツカ半島の標的に向けて大陸間弾道ミサイル「ヤルス」を発射するなど、各地で核を搭載できる各種ミサイルが訓練発射された。

 ロシアとウクライナの間では、無人航空機(ドローン)などによる激しい攻撃の応酬が続く。

 ゼレンスキー氏は21日、ウクライナ南部ヘルソン州の露側支配下にあるヘニチェスク近郊で、自国の情報機関・保安局が露連邦保安庁の現地司令部を空爆したと主張した。X(ツイッター)に動画付きで投稿した。

 露側の防空ミサイルシステムを破壊し、100人以上を死傷させたとしている。現場はクリミア半島の付け根にあたる位置で、実施の時期などは明らかにしていない。【モスクワ真野森作】

毎日新聞

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