ASEAN議長国のフィリピン、スーチー氏と特使の面会求める

2026/05/06 18:08 

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 東南アジア諸国連合(ASEAN)議長国のフィリピンは6日、ミャンマー親軍政権に対し、拘束中の民主派指導者アウンサンスーチー氏とASEAN特使の面会を認めるよう求めた。住居軟禁への移行を「信頼醸成の一歩」と評価する一方、透明性の確保や国民和解に向けた具体的な対応を促した。

 フィリピン外務省は声明で、スーチー氏が家族と連絡を取れるようにすることも要請。「長期的な安定に向けた一連の信頼醸成措置の重要な一歩だ」としつつ、「国民和解への真の意思を示す必要がある」と強調した。また、特使の接触が実現すれば、包括的な政治対話の実現に向けた環境整備につながるとしている。

 一方、ロイター通信によると、タイのシーハサック外相は、7日に開かれるASEAN外相会合で、ミャンマー問題への対応について協議する考えを示した。親軍政権の外相を招いて非公式に情勢説明を受け、段階的な関与再開の足がかりとしたいとしている。

 2021年2月のクーデター以降、ASEANはミャンマー国軍トップのミンアウンフライン氏の首脳会合出席を認めてこなかった。国軍主導の総選挙や同氏の大統領就任を機に、一部の加盟国からは排除を軸とした従来の対応を見直し、関与を通じた事態打開を模索する動きが強まっている。【バンコク小泉大士】

毎日新聞

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