ハンガリー外相、露外相にEU内情報漏えいか 独立系メディア報道

2026/04/10 11:37 

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 ハンガリーのシーヤールトー外務貿易相がロシアのラブロフ外相と頻繁に電話でやり取りし、欧州連合(EU)内の情報を伝えていたとポーランドなどの独立系メディアが報じた。フォンデアライエン欧州委員長は9日、「非常に懸念すべきことだ」と述べ、ハンガリー政府に説明を求めた。

 ポーランドの独立系メディア「Vスクエア」など欧州とロシアの報道機関5社が3月31日と4月8日、ラブロフ氏とシーヤールトー氏の電話の内容を報じた。

 報道によると、シーヤールトー氏はEU外相理事会の協議内容を定期的にラブロフ氏に伝えていた。また、24年8月にはロシア人を対象としたEUの制裁解除に協力すると約束。同年7月には、ウクライナのEU加盟に関する文書の提供をラブロフ氏に申し出るなど、ロシアに追従するような内容だったという。

 ハンガリーメディアによると、シーヤールトー氏はSNSで「外国の諜報(ちょうほう)機関が私の電話を盗聴した」と反発したが、会話の内容は否定しなかった。

 ハンガリーとロシアの関係を巡っては、米ブルームバーグ通信も7日、ハンガリーのオルバン首相とプーチン露大統領の電話協議の内容を報じた。オルバン氏はロシアが侵攻するウクライナとの和平交渉などに言及。「できることは何でもする」などと申し出たほか、ライオンを助けるネズミの童話を引き合いに出し、プーチン氏の笑いを誘ったという。【ベルリン五十嵐朋子】

毎日新聞

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