英仏が有志国会合開催へ ホルムズ海峡開放めざし 米とは距離
英国とフランスは13日、原油輸送の要衝ホルムズ海峡の航行の自由を回復することを目的とした多国間による協力態勢を築くため、有志国による会合を近く開催すると発表した。トランプ米大統領が表明した同海峡の「逆封鎖」措置については、英国のスターマー首相もフランスのマクロン大統領も関与しない意向を示している。
ホルムズ海峡については、米・イスラエルによる軍事作戦を受け、イランが事実上の封鎖措置をとった。イランとの戦闘終結に向けた11~12日の協議が不発に終わり、米政権は13日、イランの港湾への船舶の出入りを阻止する逆封鎖を開始。海峡でのイランの影響力を排除しようと圧力を強めている。
マクロン氏は13日、X(ツイッター)に「数日以内に、英国と共に平和的な多国間のミッションに貢献する用意のある国々と会合を開催する」と投稿。「紛争の交戦当事者とは一線を画した防衛的なミッションだ」と説明し、米政権の逆封鎖とは距離を置いた。
スターマー氏も同日、英BBCのインタビューで「(米国の逆封鎖を)我々は支持しない」と明言した。「いかなる圧力があろうとも、(英国が)戦争に引きずり込まれることはない」と強調し、「明確で法的に正当な根拠と考え抜かれた計画がない限り、私が行動を起こすことはない」と述べた。
英仏が開催する有志国会合について、スターマー氏はXで「紛争終結後に国際海運の安全を確保するため、協調的で独立した多国間による計画の策定を推進する」と表明している。【鈴木一生】
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