「懸け橋に」 タイ、ミャンマー軍政とASEANの関係改善に意欲

2026/02/19 17:52 

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 タイのシーハサック外相は18日、南部プーケットでミャンマー軍事政権が外相に任命したタンスエ氏と会談した。東南アジア諸国連合(ASEAN)がミャンマー軍政に厳しい姿勢を取る中、シーハサック氏は会談後、「タイが懸け橋となる」と関係修復に意欲を見せた。

 軍政は2025年12月から今年1月にかけて総選挙を実施し、外交舞台への復帰を模索している。国軍系政党が圧勝した総選挙の結果を巡っては、ASEANが1月末に「現時点では承認しない」との立場を表明した。

 ASEANはミャンマー国軍に対し、暴力の即時停止など「5項目の合意」の履行を求めてきたが、クーデターから5年が経過しても進展は見えない。軍政トップのミンアウンフライン国軍最高司令官やタンスエ氏らの主要会議への出席は認められていない。

 シーハサック氏は軍政側にも「ASEANや国際社会の懸念を払拭(ふっしょく)する必要がある」と歩み寄りを求めた。国境を接する両国は、特殊詐欺などの犯罪対策や国境貿易で連携することを確認したという。軍政を容認するようなタイ政府の動きに、国軍と対立するミャンマーの民主派が反発するのは必至だ。【バンコク武内彩】

毎日新聞

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