イエメン内戦 南部の分離勢力が解散 三つどもえの構図に変化か

2026/01/10 07:09 

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 イエメン内戦を巡り、アラブ首長国連邦(UAE)からの支援を受ける分離派勢力「南部暫定評議会」(STC)は9日、解散を表明した。イエメンのメディアが伝えた。暫定政権を支援するサウジアラビアが昨年12月下旬、STCを狙った空爆を行い対立が激化し、7日にはSTCの指導者がUAEに脱出したと報じられていた。

 イエメン内戦では2015年、親イラン武装組織フーシ派が首都サヌアを含む北部を制圧。当初は、サウジとUAEは国際的に正統性が認められている暫定政権を支援し、フーシ派と対立していた。しかし最近はUAEがSTCへの支援を強化し、三つどもえの対立が続いていた。

 今回のSTCの解散で、フーシ派と暫定政権の対立という当初の構図に戻ることになりそうだ。ただSTCの一部のメンバーは解散を否定しており、混迷が深まる可能性もある。

 STCの解散発表を受けて、サウジアラビアの駐イエメン大使は、イエメン南部の有力な指導者を集めた会議を開くことを明らかにした。フーシ派に対抗するため、暫定政権と他の勢力の結束を高める狙いがあるとみられる。【エルサレム松岡大地】

毎日新聞

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