<1分で解説>高市首相、トランプ氏を迎えた外交マナーが話題に

2025/10/29 16:38 

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 トランプ米大統領の日本訪問中、高市早苗首相は「ホスト国」のリーダーとして初めて本格的に外交の力を試されました。1分で読めて役に立つ「サクッとニュース」、今回は「高市首相の外交マナー」を解説します。

Q 高市氏の動作が注目されたって聞いたよ。どんなことをしたの?

A 高市氏は28日、トランプ氏と神奈川県横須賀市の米海軍横須賀基地に移動し、米原子力空母ジョージ・ワシントンで演説しました。そのとき、米兵たちの歓声と拍手に右手を何度も突き上げて応えたのです。

Q どうしてそんなに注目されたの?

A 日本の首相が米原子力空母で演説するのはとても珍しく、ベテラン外交官からは「恥ずかしがる日本人では普通できないロックスターのような振る舞いだった」と驚かれました。

Q トランプ氏とはどんなやりとりがあったの?

A トランプ氏が「この女性こそ勝者(ウィナー)だ」と紹介すると、高市首相は満面の笑みで跳びはねるように右手を上げました。また、日米首脳会談が開かれた東京・元赤坂の迎賓館で、高市首相はトランプ氏を笑顔で迎えました。外務省幹部は「欧米人にわかりやすい発言や笑顔を含む動作が外交向きだ」と評価しています。

Q ほかに迎賓館でのトピックスは?

A 迎賓館の内外では、米国への手厚い「おもてなし」が徹底されました。昼食では奈良県産ナスと米産コメのグラタン、米産牛肉のステーキなどが出され、トランプ氏が好きな米フォード「F150」とトヨタ「タンドラ」のピックアップトラックも並べられました。

Q ところで、外交マナーってどんなものなの?

A 外交マナーとは、国の代表が外国の要人と会うときに守るべき礼儀や作法のことです。相手国への敬意や友好を示すために大切なのです。

毎日新聞

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