「強さは爆弾の殺傷者数で測れない」 豪内相がネタニヤフ氏批判
オーストラリアのバーク内相は20日、パレスチナ自治区ガザ地区への侵攻を続けるイスラエルのネタニヤフ首相について「強さとは『爆弾で何人を殺傷できるか』『子どもをどれほど飢えさせられるか』で測られるものではない」と痛烈に批判した。ネタニヤフ氏が19日にアルバニージー豪首相を「イスラエルを裏切った弱い政治家」と批判したことへの反論で、長年友好関係を築いてきた両国の関係悪化が鮮明になっている。
豪州は第二次世界大戦後、ナチス・ドイツによるホロコースト(ユダヤ人大虐殺)から逃れたユダヤ人を多数受け入れ、ユダヤ人中心に建国されたイスラエルとも緊密な関係を維持してきた。
だが、ガザの人道危機が深刻化する中、豪州は今年6月に英国やカナダなどと共にイスラエルの極右閣僚2人への制裁を発表。今月にはパレスチナ国家を9月に承認する方針も表明した。
ネタニヤフ氏は「恥ずべきことだ」と豪州を強く非難した。さらにイスラエルは18日、豪州での講演を企画していたイスラエルの国会議員の入国査証(ビザ)が取り消されたことへの報復として、豪州のパレスチナ代表部の外交官へのビザを取り消し、豪州からの入国審査も厳格化すると発表した。
バーク氏は20日の豪公共放送ABCの番組で、ネタニヤフ氏がこれまでもパレスチナ国家の承認を表明した国々を批判したと指摘し、「強さはアルバニージー首相が実際に何をしたかで測られる」と語った。一方、アルバニージー氏は20日の記者会見で「他国の指導者には敬意を持って接している」と述べるにとどめた。【バンコク国本愛】
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