台湾で原発再稼働の賛否問う住民投票実施へ 「脱原発」実現直後に

2025/05/20 20:53 

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 台湾の立法院(国会に相当)は20日、台湾第3原発(南部・屏東県)の再稼働の賛否を問う住民投票案を野党の賛成多数で可決した。台湾では最後まで稼働していた第3原発2号機が17日に40年間の運転期限を迎えて停止。民進党政権の掲げた「脱原発」が実現したばかり。

 法律の規定では投票は8月23日に行われる。第2野党・台湾民衆党が「原発停止後に電力不足が懸念される」として、安全性が確認された後に再稼働させることの賛否を問う住民投票案を提出。最大野党・国民党も賛成に回った。【台北・林哲平】

毎日新聞

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