トランプ米大統領は就任１００日目となる２９日、中西部ミシガン州で演説した。「米国史上のどの政権よりも成功した最初の１００日だった」と自賛し、「この１４週間で世界が目撃したのは『常識の革命』だ」と主張した。高関税政策や不法移民対策を実績として強調した。

　今年１月の大統領２期目就任後、トランプ氏が大規模な政治集会で演説するのは今回が初めてだった。

　ミシガン州はラストベルト（さび付いた工場地帯）に位置し、２０２４年大統領選でトランプ氏が全勝した激戦７州のうちの一つだ。来年１１月の中間選挙を視野に、自らの支持基盤である労働者らに向けて実績を訴える狙いがある。【ワシントン金寿英】