中部電の社長、会長が引責辞任表明 データ不正「痛恨の極み」

2026/09/14 14:41 

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 浜岡原子力発電所(静岡県御前崎市)の耐震データ不正問題を巡り、中部電力の林欣吾社長(65)は14日、名古屋市内の記者会見で、引責辞任すると表明した。林氏は、長年にわたり不正が続けられていたことなどについて「経営陣が事案を早期に把握せず、いまに至ったことは経営トップとして重い責任を感じており、痛恨の極みだ」と自らの経営責任を認めた。林氏は30日付で辞任し、後任には安井稔取締役が就任する。

 会見には勝野哲会長(72)も同席。2015~20年に社長を務めていた勝野氏は「経営の中枢を担い、経営トップとして早期に把握、是正できなかったことは極めて重い責任があると認識している」と述べ、引責辞任を表明した。水野明久相談役(73)とともに30日付で辞任。当面、会長と相談役は空席となる。

 3月に中部電が原子力規制委員会に提出した報告書によると、不正は遅くとも2012年から行われていた。勝野氏が社長在任中だった18年以降、複数回にわたり社内で問題視する声が上がっていたが是正されなかった。

 林氏は会見で、データ不正が判明した浜岡原発3、4号機の再稼働審査申請を取り下げることも発表。「重大な疑義が生じている状況において、従前の審査申請は適切でない」とし、近く原子力規制委員会に報告するとした。【小坂剛志】

毎日新聞

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