「社会にリスクマネーを行き渡らせる」 政投銀新社長・牧裕文氏

2026/08/18 15:24 

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 6月に社長に就任した日本政策投資銀行(DBJ)の牧裕文氏が毎日新聞の取材に応じた。4月に政府が殺傷能力のある武器輸出を可能としたことを受け、国内の武器製造業者への投融資に関する社内ルールを変更。「慎重に対応する」から「検討可能」としたことについて「社会情勢が変わった」と理由を説明した。

 金融機関のルール緩和を巡っては、ロシアによるウクライナ侵攻後、武器関連への投融資に慎重だった欧州連合(EU)でも規制ルールの修正が進んでいる。DBJの場合、民生用に限らず軍事利用できる技術を用いるドローンなどを開発するスタートアップ企業への投融資を想定している。

 一方、牧氏は投融資のリスクが高いプロジェクトと地方再生を「DBJに課された使命だ」とし、注力する考えを示した。人口減少が著しい地方では、公共交通機関を維持するための自動運転の開発・導入や、水道設備などのインフラの持続が求められるとし、「資金だけではなく知恵を出して支援する」と意気込んだ。

 今年策定した中期経営計画では、リスクの高い分野に5年間で3兆円を投融資する方針を示しており、「地銀やメガバンク、海外ファンドとも連携し、社会全体にリスクマネーを行き渡らせる」と述べた。

 DBJは政府系金融機関で、資本金は政府が全額出資している。【古屋敷尚子】

毎日新聞

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