ガチャガチャにノンアル 飲料メーカーがユニークな自販機を投入

2026/08/07 07:00 

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 ガチャガチャに、ノンアルコール――。飲料メーカーが初の試みというユニークな自動販売機を投入している。売り上げの拡大や、消費者の意識変化に働きかける。

 キリンビバレッジは7月下旬、業界では初というガチャガチャ機能が付いた飲料自販機「ガチャえもんC」を東京都江東区内のスポーツ施設など3カ所に設置した。

 280ミリリットル入りのペットボトル「キリン生茶」など対象商品(各200円)を1本購入して、自販機にある専用ハンドルを回すと子供健康飲料の「キリン つよいぞ!ムテキッズ」が1本提供される仕掛け。

 大型の黄色いハンドル(直径26センチ)を回すと、「ガチャガチャ」という感触が伝わってくる。「ムテキッズ」のパッケージは、「月刊コロコロコミック」編集部と共同開発したキャラクターをデザイン。全部で6種類あり「何が出てくるかわからない」という期待感や、全種類集めたくなる収集心をくすぐる。

 キリンの担当者は「商品に体験を含めた価格設定。体験価値を付けることで、自販機1台あたりの収益性向上につなげたい」と話した。販売状況などを検証して、今後の展開を検討する。

 サントリーは7月31日、ノンアルコール飲料の専用自販機の運用を始めた。東京都港区の再開発エリア「高輪ゲートウエーシティ」に9台を設置。8月16日まで試験運用する。

 販売するのは、ノンアルビール「オールフリー」(180円)や、ノンアルカクテル「のんある気分カシスオレンジ」(150円)など9種類。コンビニエンスストアの売価程度とした。

 これまで企業内などにノンアルの自販機を設置したことはあったが、誰でも利用できる場所で設置するのは初めて。「自販機を設置することで『ノンアル飲料をどこでも飲んでもいい』と心理的ハードルが下がるのではないか」(サントリーの広報担当者)といい、さまざまな飲用シーンを提案したい考えだ。

 自販機周辺にスタッフを配置し、20歳未満には販売しないよう監視をするほか、どのような人が購入して、その場で飲んでいたかなどといった調査も進め、自販機の可能性を探る。【嶋田夕子】

毎日新聞

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