人数限定の定額カーシェアで「マイカー感覚」 全国展開狙う

2026/07/14 08:15 

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 九州を中心に石油販売などを手掛ける新出光(福岡市)は、「マイカー感覚」で使える定額制のカーシェア事業「バジェットサブスクカーシェア」を始めた。不特定多数ではなく、15人前後の会員が1台をシェアする仕組み。定額で何回でも乗ることが可能で、国内初のサービスという。

 ◇利用者同士の評価制度も

 7月末までに福岡市内の30カ所でサービスを開始。今年度内に熊本、鹿児島県内など140カ所にステーションを増やし、数年後には全国1000カ所に広げたい考えだ。新出光の子会社のイデックスオート・ジャパンが手掛ける。

 月額9000~1万1000円の定額料金と、使った分のガソリン代(1キロ当たり10~15円)で利用できる。各会員が月4~5回、予約を入れてスムーズに使うためには1台当たり15人前後が限度とみて、人数を限定した。複数の場所で使えるように、1人5カ所まで会員登録できる。

 車内の清掃や給油の状態を次の利用者が評価する仕組みも導入し、マイカーのような丁寧な使い方を促している。利用者同士の評価制度は、特許も取得した。

 ◇価値観「所有から利用へ」

 新出光の出光泰典社長兼CEO(最高経営責任者)は「環境やコスト意識の高まりから、自動車の価値観が所有から利用へ変化している。その変化が顕著な若い世代を引き寄せたい」と語る。

 イデックス社によると、カーシェア大手の会員は約350万人に上り、約3割が月3回以上使っているという。枠組みを考案したレンタカー事業部の担当者は「月3回以上使うなら、価格メリットがある。買い物や子供の送迎など、日常の足に使ってほしい」と話している。【宇都宮裕一】

毎日新聞

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